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からだのこと

先進医療保障付きの医療保険のCMをみてモヤモヤ

2016/09/08

なんかモヤモヤする
最近TVでよく流れる先進医療保障付きの医療保険のCM、「がんになって重粒子線治療などの先進医療を受けると300万円かかるので、それを月々107円で最高1000万円保障!」ってやつ。あれを見るとなんだかモヤモヤした気持ちになります。お金持ちの人とその保険に入っている人はがんになっても先進医療で助かるけど、そうじゃない人は先進医療を受けられなくて助からないよって言われてるカンジがするからかな。 まあ、そういうこともまったくないとはいえないけども…
実際は超お金持ちの人でも、がんになったら高額な先進医療でなくて健康保険が効く標準治療を受けることがほとんどだと思います。それまでに多くの人が受けてきた標準治療はその効果も副作用もだいたいわかっているので、ハズレが少ないベストな治療と考えられる場合が多いから。そして、この標準治療は健康保険の高額療養費制度が効くので、一般庶民の場合月額80000円ちょっと、4回目以降は半額の40000円ちょっと以上かかることはなく、その金額を超えて支払った分は後から戻ってきます。入院や手術の時も、最初に限度額適応認定証(国民健康保険の場合は市町村の保険課の窓口でもらえます)というのを提出しておくことで、退院時にあらかじめ健康保険の分を差し引いた金額のみ払えばよいしくみ(個室代や食事代は別だけど)になっているので、それほど恐れることはありません。なんとかなる金額で収まります。 …ってなことは、わたしも自分がこうなって初めて知ったんですけどね^^; 日本の国民健康保険ってこんなにすごい保険だったんだーと、非常にありがたくびっくりしました。
ただ、がんは手術したら終わり…といかないことも多く、またそれにより仕事も思うようにはできず収入減ることも多いので、健康保険が効くとはいえ月々の医療費はボディーブローのようにジワジワと効いてきます。だから、がん保障付きの医療保険は健康なうちに入っておいたほうが絶対いいと思いますけどね。診断時の一時金とか非常に助かりますし。(実際助かったー) 先進医療保障も月額107円なら万が一のためにぜひ付けたほうがいいと思うしね。
でも、あのCMはやっぱりモヤモヤしちゃうんですよね^^;
庶民を脅かさないでよねーって。
<2月3日追記>
がんの治療は通院がメインになることが多いので、これから保険に入るなら先進医療保障よりもまず通院補償が充実してるかをチェックしてみてね。

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