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からだのこと

ホルモン療法中の乳がん患者と大豆食品のこと

2016/09/08

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わたしの乳がんは女性ホルモンを餌とするタイプだったので、現在、女性ホルモン・エストロゲンの働きを抑制するタモキシフェンという薬(商品名はノルバデックス、タスオミンなど)を5年間毎日一錠飲むというホルモン療法中で、始めてそろそろ半年なんですが、この治療を始める時に医者にはズバリ「これやるとみなさん太りますから気を付けて」と言われました。…そう言われてもね…^^;;
同じ治療を受けている同病さんたちのブログを見てても、普通に食べてるだけなのに、運動もしてるのになぜか太ってしまう…と悩んでいる人はとても多いです。強制的におばさん太りさせらるかんじですかね^^; わたしは胃がナニなので、相殺されて前より-2~3キロってところでまだなんとかなっているけど(でも、胃を切った人は体重が普通10%は減ると言われているのに…)、同じ薬でホルモン治療3年目の姉のお腹なんかたいへんなことになってます。そんなに太ってたわけじゃないのに^^; エストロゲンって脂肪燃焼を助ける働きがあるそうです。 …がっくし。
なのでせめて大豆のイソフラボンに代わりをやってもらおうと、豆腐、納豆、味噌などのを大豆由来食品を意識して毎日食べるようにしています。(※イソフラボンは体内でエストロゲンと似た働きをすると言われています)  
この“タモキシフェンでホルモン療法中の乳がん患者が大豆食品を食べる”ということは、以前は「せっかく薬でエストロゲン抑えてんのに、エストロゲンに似た働きをするイソフラボンを含む大豆食品を食べたら意味ないんじゃないか」…とも言われていましたが、現在では、「食品から摂取する分にはタモキシフェンを服用している場合でもその効き目を弱める可能性は低く、むしろ乳がん再発予防効果がある可能性がある」ということようなので、安心して食べてます。
がんばってくれよイソフラボン!! てかんじ。
あ、でも食品でなくてイソフラボンのサプリメントについてはまだグレーのようなので、乳がんホルモン療法中の人はやめといたほうがいいんじゃないかと思います。 
◆参照記事
大豆食品の摂取で乳がんサバイバーの死亡と再発が減少【がんなび】
◆↓この記事の下のほうにもわかりやすく書いてありました。
乳がん患者の大豆イソフラボン摂取の影響:新たな事実【「漢方がん治療」を考える】

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