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からだのこと

情報収集と治療生活のための本

2016/09/08

病気がわかってから、「なんとかしなきゃ!」と思っていろんな本を読みました。
その中で自分の役に立ったと思うものを並べてみました。
役に立ったと思う本

乳製品に警告している本で、著者は地質学者であり再発乳がんを克服した人です。ここに書かれている内容は乳がん患者としてはかなり衝撃的でしたが、その理由について自分の体験を交えながらも学者さんらしくデータを揃えきっちり説明してくれていたので、納得しながら読めました。著者自身が実践した乳がん克服法も具体的で参考になりましたし、なによりこの本を読んでいちばんよかったのは、食事や生活を改善したりすることで、自分の力でがんを押さえこむことができるかも~という希望が持てたことです。ここに書かれていることをどう判断するかはおいといて、乳がんが気になる方にはぜひ読んでもらいたい一冊です。
T・コリン・キャンベル,トーマス・M・キャンベル
グスコー出版
発売日:2009-12-16

著者はアメリカの栄養学の権威といわれるえらい先生で、政府からの発注で大規模な疫学調査をした結果“動物性たんぱく質の過剰摂取がガン、心臓病、その他の現代病の原因になっている”という結論に達したことを、数々のデータを用いて論証している本です。その上で、「適切な植物性食品中心の食事に変えることがこれらの病気の予防、改善に効果がある」という著者自身の研究結果も書かれています。食生活の改善を考える時に読んでおいて損はない本だと思います。
T・コリン・キャンベル,トーマス・M・キャンベル
グスコー出版
発売日:2010-06-21

「第二のマクガバン報告」上巻に続いて読みました。中巻では心臓病、肥満、糖尿病、ガンといった個々の病気について触れ、それらが「プラントベース、ホールフード(植物性・未精製の食物)」によって改善するという内容です。食べ物ですべての病気が治るとは言えないけど、食べ物を変えないと治るものも治らないってことはあるかもなと思いました。
ハーヴィー・ダイアモンド
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:2004-03-31

タイトルにダイエットとありますが、痩せたい人のための本ではなく、健康になりたい人向けの本で、上のマグガバンレポートの実践編といったかんじです。フィットフォーライフというアメリカで有名な健康食生活本の著者の講演を書籍化したもの。一時間ぐらいで読めてしまう薄さです。『ナチュラルハイジーン』とよばれる人体の自然摂理に基づいた健康増進法のエッセンスがコンパクトに詰まっていて、生の野菜や果物のもつ水分と“酵素”というものの大切さが書かれています。アメリカ人向けの本なので日本人である自分には合わないと感じる部分もありましたが、参考になることも多い本でした。
著者は日本生まれの玄米菜食法“マクロビオティック”の大御所です。が、この本はマクロビオティックを知らない人でもわかりやすく読める本です。前半は陰陽という考え方に基づいた体調をととのえる食べ方のコツが書いてあり、季節ごとの食べ方や、不調の原因となる食べ物や食べ方についての話が参考になりました。後半はちょっとした体の不調を改善する家庭でできる様々な手当てが網羅されていて、おばあちゃんの薬箱みたいな本でもあります。
ごはん食を基本にした日本人にあった食事のしかたが書かれています。誰でも気負うことなく実践できる内容で、日本に生まれてよかったーと思える本です^^  いろんな食生活改善本を読んでいくうちに、こっちではいいといわれているのに、こっちではダメだといわれる…じゃあ何を食べたらいいの??みたいなカンジなってちょっと迷ってた時に、この本読んだらなんか気持ちが楽になりました。あとがきも好きです。
鵜沼 宏樹
春秋社
発売日:2003-03

日常生活に自然に取り入れられるちょっとした気功法を教えてくれる本。朝起きてから夜寝るまでの一日の生活に合わせて、少しの空き時間や待ち時間にできるもの、何かしながらできるものがたくさん紹介されていて、こういう動きを少し意識して生活しているだけで、からだにはずいぶんいいんだろうなあって思います。わたしは散歩や買い物に行った時など、思いだしたらこの本に載ってる気功歩きをしています。
解説用のイラストもなんか独特の雰囲気があってすごくいいんですが、この絵は著者本人が描いたそうです。
抗がん剤や放射線治療時に食事で悩んだ時のための本。 レシピそのものも、写真のスタイリングも凝ってなくていいです。気軽に作ってみようと思わせてくれるものばかりです。(中には並べてみようというレベルのものもあり) がん専門病院監修ならではの細かいアドバイスも役立ちます。ホントに悩んでいるがん患者さんとその家族の人にオススメ。SURVIVORSHIP.jpというサイトでこの本の一部がみられます。http://survivorship.jp/
胃切除が決まって手術後の食事のことが不安だった時に、この本を買って読み、「胃を切っても結構いろいろ食べられるやん!」と勇気をもらいました(w 部分摘出、全摘出の場合に分け、術後の時期ごとに様々なメニューが載っています。掲載されているメニューがすべていいとは思いませんでしたが、いろいろ参考になることが多い本でした。巻頭巻末やレシピの途中にある、胃切除した人の食事を作る際のアドバイスも役に立ちましたし。料理の作り方は普通なので少しめんどくさく感じるところもありますが、そこは適当にアレンジで~。
切り干し大根は切り干し大根の戻し汁で煮るとお砂糖やみりんなしのお醤油だけで、ほんとに甘くおいしく煮えます。…というのをこの本で覚えました。
マクロビをやっているわけでもベジタリアンなわけでもないんですが、動物性食品を使わないで作るコツや、野菜や乾物の使い方など参考になるレシピがいろいろあってお気に入りの一冊です。掲載されているレシピも突飛なものは少なくベーシックなものが多く、作り方もシンプルでかんたんなので、ヘルシーな食卓をめざす普通の人にもオススメ本。
浅倉 ユキ
河出書房新社
発売日:2008-09-06

植物性食材だけで料理する時のアイデアやヒントが満載で、今の食事に変えていく時いろいろ参考にさせてもらった一冊です。ちょっと突飛なメニューもありますが、おもしろいです。

残りはまたあとでレビューします。

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